文系女子と理系男子【完】


『柚子…』



ドキン



『な、何?』




好きと認めてしまったら心臓は正直。



太一くんから名前を呼ばれただけなのに愛しいと感じてしまう。





…私って、単純だな





『あのさ、今日楽しかった』





『…うん、私も』




『でさ、オレ、気付いたんだ…』




そこまで言って、なぜか黙ってしまう太一くん。




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