【短】双子じゃ駄目なの?
「…相変わらず姉さんの部屋は綺麗だなー」

ここはあたしの部屋。

リビングはやだ、ってタクヤが言うからあたしの部屋につれてきた。

「や、そんなこと無いって!あ…それより」


「…んー?」

あたしは気になっていた事をタクヤに訊ねた。


「タクヤはさ…なんでいきなり帰ってきたの?」

そしてベットに座るタクヤの隣に寄り添う。




だってさ、二年もずっと音信不通だったんだよ。

なんで…いきなりきたの?


「…あー、それは…まぁ」

「うん…」




「なんとなく?」

「……へ?」


なんと、なくって…。

そんなテキトーな考えであたしとタクヤは二年会えなかったわけ!?



「あ、ありえない!!」

「は?」
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