後ろ姿に恋してる

はるかside



「……………」

「………えっと、ハル……?」

この生物は何?

小さな両手の間に貴亮から貰った猫の玩具を挟んで遊ぶ可愛らしい生物に、あたしは目が離せなかった。


「………か…」

声が震える。


「可愛いっ!!」

ぎゅっと抱きしめればびっくりしたらしく爪をたてられたけど気にしない。


めちゃくちゃ可愛いよっ!!


ふわふわの薄いコバルトブルー毛並みに、青色の瞳は初めて見た人に警戒したらしいけど、あたしと貴亮の仲の良さを見て警戒を解いた。



「家に持って帰りたい」

「駄目」

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