後ろ姿に恋してる

貴亮side


遥香が怖がった。
2人で居るときも余り喋らなくなった。


「………ハル」

「…なに?」

ワンテンポ遅れて返ってくる声。


「でかける?」

「…ううん

今は気分が悪いから」

「…そっか」



沈黙が続いて息苦しい。
空いた手でユイを撫でた。

コロリと転がって擦りよってくるユイに、癒されていると左肩に何かが乗った。


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