後ろ姿に恋してる

置いてかないで。
側にいて…

どこにも行かないって言って。


いつもみたいに頭を撫でてー…


子どもだって思われたって、馬鹿だって言われたっていいから。



不安があたしを潰しそうなの。

「…た、かあき…」

この狭い寝室が檻のように思えて、息苦しいよ。
震えた言葉は君の名前。

側に居て…?

< 67 / 110 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop