私とキミと、遠いカレ。




「……必ず、追いかけますから!

 浮気しないでくださいね」



「お前も。

 変な男に気をつけろよ。

 夏休みには会いに来いよ」





先輩は私をギュッと

抱きしめてくれた。





また会えるって分かっているから、

泣かなかった。





先輩のこと信じているから、

不安は無かった。
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