とあるSWEETな日常。
沸き上がる怒りを必死で抑えていると、リュウジが席を立って俺にそいつを渡してくる。



「カイの態度なら気にしないでください。子供みたいなもんですから。
おたくの弁当は俺らもうちのスタッフも満足しています。な、カイ?いつまでも拗ねてんなよ」


「リュウジ、うるさい」



何があったのかはわからないが、彼が上手く宥めてくれたおかげでなんとか話はまとまった。


その後もしばらくカイは不機嫌そうだったが…

とりあえずここは彼が大好物らしいスイーツの話で機嫌を直してもらうしかない。


俺は会議室を出ようとするリュウジに声を掛けた。


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