まっすぐなキミにまっすぐな愛を。




「星名に聞いたんだが、お前上着着てなかったんだって?

風邪引くに決まってるだろ。」




「だって…先輩にぎゅーってして欲しかったんですもん…」




まぁでもさすがに…

明日からは着なきゃな。




「………着いたぞ。

鍵は?」




「んにゅ…これです。」




言葉が甘いのが自分でもわかる。


でもしょうがないじゃーんっ!




―ガチャ



「なぎさの部屋は?」



「うえです…」



トントンとあたしをおんぶしてるとは思えないほど軽快に階段をあがる先輩。


さすが…鍛えてんなー。



ってあたしの部屋…


あ、良かった。


昨日掃除したばっかだ…(笑)





< 100 / 387 >

この作品をシェア

pagetop