まっすぐなキミにまっすぐな愛を。




…作り終わったけど

先輩起こすのもなぁ…。


キッチンに立ったままそんなことを考えているとダンダンと大きな音が聞こえる。



な、なに…!?



「なぎさ…っもう大丈夫なのか!?」



「へっ…?あ、はい…。」




ビビった~~!!


そっか、さっきのジュースの音大きかったから起きたのか。




「先輩、昨日はありがとうございます。」



一生懸命看病してくれた姿が安易に想像できる。


家事とか得意じゃない先輩が頑張ってくれたのがすごく嬉しい。




「いや…、当然のことだ。

朝食、これ食べて良いのか?」



「はい、早く準備して学校行かないと。」




平日の8:00。

結構ピンチだよね。



それでも先輩と一緒に食べる朝ご飯はいつもより美味しくて


幸せだった…




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