まっすぐなキミにまっすぐな愛を。
「えっえぇぇえ゛ぇ!?
つつつつ辻さん…!?
話すっえっ何をっ!?」
めっちゃどもってるー笑
確かに何かなー。
話す…ん、話す…。
A君の机にひじをのせてジッと見つめる。
「A君、名前h「…なぎさ、誰?」
…あ、先輩だ。
むう、あたしの好きな笑顔じゃない。
いやっ
今の…怒り顔も十分カッコいいんだけど。
わざわざA君の机の上に部活カバンを置いて視界を遮られた。
「…クラスメートです。」
つかそれしかなくない…?
「…帰るぞ。」
なんでこんなそっけないのー…?
無理矢理腕を掴みて立たされ、
ぐいぐいと引っ張られていく。
あーぁ、A君の名前わからなかった。
せっかくのなぎさと話す機会を逃したA君だが話しかけられた時のことで妄…想像に想像を重ね
ついにはとあるケータイ小説サイトに投稿してしまったという。
「うぁぁ…
思い出すだけで鼻血が…!!」
ケータイのボタンは血まみれになった。