まっすぐなキミにまっすぐな愛を。




あぁもう。


幸せでも恥ずかしいもんは恥ずかしいんだよー!!

絶対顔赤くなってる…。



てゆーか…

卑怯だ!!


先輩余裕ありすぎる。



ふてくされて先輩の膝からおりソファーの上で距離をとった。



先輩に背を向け体育座りをして顔を隠す。



「…いやだったのか?」



違いますよ。


でもあたしだけ赤いのなんて悔しい。



「なぎさー?

どうしたんだ、なんで離れる…?」



今先輩の顔は見えないけど絶対寂しい顔してる。



でもっでも…っ

先輩が悪いんだもん!←




「…………………。」




…あれ?


静かになった。



なんで…?

もしかして帰っちゃった?





そー…っと顔をあげて後ろを向いたら…。




「…やっと顔見れた。」




まんまと騙され捕まりました。


こんなに近くにいたんですね…。



丸まってる身体ごと先輩に包まれ逃げられないようにされた。



「…頼む、なぎさ。
キスが嫌だったならもうしない。
我慢くらいいくらでもする

だから無視はやめてくれ…。

お前に背を向けられるとどうしようもなく痛いんだ。」





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