まっすぐなキミにまっすぐな愛を。



「食べ、ないんですか?
甘いもの嫌い?」



「あー…いいや。」



じゃぁなんで?



「お前が喜んでくれるか緊張して。

今朝から食欲が無かった…」



うぅー…


先輩、先輩。


好きがすごく伝わってくる。



サプライズとか慣れてない先輩が一生懸命考えてくれたんでしょ?


その気持ちだけで十分だったのに。



でも!


こんな美味しそうなケーキ1人で食べるのも…


あぁ!

じゃあ強制と言うことで!



「先輩っ

あーん♪」



先輩の分のケーキを切り分けてフォークを差し出す。



食べれないんなら、

食べさせてあげよっ(笑)



「…は!?

い、いい!
自分で食うから!」



焦ってる先輩珍しいなぁー。


なぎさは満面の笑みで要を見つめる。



こうなったら
絶対食べてもらわなくちゃね♪




< 128 / 387 >

この作品をシェア

pagetop