まっすぐなキミにまっすぐな愛を。


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「辻ー授業中寝るなー……


…辻っ!?」


「おぃ、なぎさ!?」



息が上手く吸えない。


苦しい…


バカだ。あたし

授業中に寝て過呼吸だなんて。



「大丈夫?!

なぎさ!!」



みんな心配してるし。



大丈夫、大丈夫。


ここは教室だもん。



あれは、夢。



涼ちゃんに背中をさすられながら自分に言い聞かせる。


「また…か?」



最近なかったのに。



きっと昨日のあのメールのせい。



「辻、保健室行くか?!」



「行こう、なぎさ。」



いつの間にかあたしの隣にいた麻美が腕を掴んで立たせようとする。




みんなの心配そうな視線を受けながら教室を出た。



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