まっすぐなキミにまっすぐな愛を。





買い物帰りの主婦の井戸端会議。

駆けっこしながら帰る小学生。




あたし達の間だけ

静寂が訪れていた。




なぎさは表情を無くしおもむろにケータイを取り出す。


メールの送信画面。



明日伺います とだけ打って送信した。





パタンと閉じて無表情のまま要を再び見つめた。





「…どういう、意味だ…。」




動揺した先輩の声。


いつものあたしじゃないもんね。


冗談には聞こえないでしょ?



今はあたしがあたしを演じてる。



…つまり、演技と同じ。


全く違う感情を作り上げた。





「どういう意味って?

そんなこともわからないんですか?


嫌いなんですよ、立石先輩。

私達、ここで終わり。


っていうか始まってもなかったかもー(笑)

だって、最初から本気じゃなかったし。笑


第一いきな..「なぎさ。」




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