まっすぐなキミにまっすぐな愛を。
いつの間にか温かい手があたしの背中をさすっていて。
「せ…グスッ
先輩…。
あたし、最低っ…
ごめ…ん、なさい…」
絞り出した言葉はこれだった。
とにかく…誰かに謝りたくて。
玲佳先輩だけじゃない。
全部、みんなに対してのごめんなさい。
そんなんじゃ済まされないけど
どうしても、どうしても。
謝らなきゃいけない気がした。
何もいわずにただ落ち着かせてくれていた玲佳先輩。
しばらくしてあたしが大丈夫になると、静かに話し始めた。
「もう、なぎちゃんはすごいわ。
あたしにここまでやらせるんだから。
…見てよ、あたしのこのざま。
…2日間、何してたと思う?」
ふるふると首を横にふる。
先輩がここまでになるくらい、やってたこと?
「なぎちゃんの…
過去を調べてたのよ。」
ーえ………?