まっすぐなキミにまっすぐな愛を。


今日は麻美は用事があるらしく、涼ちゃんと2人の帰り道。


意地悪だけど優しい涼ちゃんはいつもあたしのカバンを持ってくれる。


あたしにとって…お兄ちゃんみたいな存在。


これで学年1のかっこよさだもん、そらモテますだ。

こんなあたしが幼なじみでいいのかな…!?


でもマンガみたいに涼ちゃんのことでお呼びだしとかくらったことないなー。



ふと隣を歩く涼ちゃんを見ると難しい顔。


「…どうしたの?今日は静かだね…」


ちょうど昨日で10月に入ったこの頃。
少し涼しくなった風があたし達の間を吹き抜ける。



「ん…なぎさ、立石先輩のことどー思ってんの…?」



え…?



「え…普通に男らしいなぁ、みたいな?」




「そーじゃなくて…好き?」




はーっ…!?!?




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