まっすぐなキミにまっすぐな愛を。
久しぶりの2人の時間。
甘くって、あたしはずーっと先輩から離れなかった。
要って呼ぶのは特別な時だけ。
先輩があたしをなぎって呼ぶのと一緒。
…いつか、自然に呼べたらいいな。
後ろから抱きしめてくれる先輩の足の中で振り向いて
ちゅっと頬にキスした。
「は…?」
にっこりと恥ずかしそうに笑うなぎさ。
わずかに頬に赤みがさした先輩だけど、次の瞬間後頭部をつかまれて長いキスをした。
今まで一瞬触れるだけのキスを一回しかしなかったから、長いキスは頭がついていかなくて。
「ん…ぁ」
息が苦しい。
こんなに顔が近くにある。
でも…
2日間の寂しさを埋めるような甘い時間は恐いくらいに幸せだった。
「苦しかったか?」
「ううん……
もう、一回。」
「ー…!?
…知らねーぞ、どうなっても。」