まっすぐなキミにまっすぐな愛を。
「あのね…っごめん!なぎさ…
なぎさのことで、涼雅と喧嘩しちゃって…。」
「…え、あー…知ってる。」
「はっ!?
なんで、涼雅が言ったの!?」
今日は綺麗な青空。
もうすぐ冬だから風邪が冷たく身体に染みる。
そんな空の下でフェンスに寄りかかって麻美と話してた。
…けど、肩を掴まれガタガタ揺らされるから相当キツい。
「あれ…聞いちゃっただけだって!
マジ死ぬから!!」
必死に呼びかけてなんとか大丈夫だったけど…
やっぱり麻美恐い。
彼氏の涼ちゃん尊敬。
…そっか。
麻美、あたしが涼ちゃんにさよならって言ったこと知らないんだ。
2人は喧嘩してるから…。
でも涼ちゃん麻美に言わなかったのかなぁ?
「あ、そっか…。
ケータイ見てないから知らなかった…」
なるほどね。
可哀想な涼ちゃん。
「じゃあ知ってんだよね?
マジムカつかない、涼雅!
2人で懲らしめよっ!!」
………は?