まっすぐなキミにまっすぐな愛を。






「じゃあもうチャイム鳴るし教室帰るー」




少し触れていた肩が完全に離れた。






…けどまた引き寄せられていつの間にか先輩の腕の中。




んー…落ち着く。



って!



「先輩ここ教室!てか時間!」





「少しだ…。」





だから周りの目が痛いんです。



つーか上級生なんですけど。この教室。






先輩の胸の辺りで顔を赤くする。




耳だけはざわついた人達の声を汲み取っていて余計に恥ずかしい。




そのまま手を回さずにいたら上から少し拗ねた先輩の声が聞こえた。




「…そんなに嫌か。」





…可愛い。萌える…!




「今は、嫌。」





あは、自分に正直なんで(笑)




こーんな教室の後ろで抱きしめられるって罰ゲームでしょ。




…確かに安心してるけど。




ほんのちょっと、うれしーけど…//






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