まっすぐなキミにまっすぐな愛を。
5時限が終わる頃に2人は戻ってきて今は放課後。
「麻美、涼ちゃんいないけど…。」
「…大丈夫!
絶対涼雅は来るっ
てか来なかったら別れる!」
…いいんですか、それで。
今の言葉忘れないかんね。
寄り戻したら涼ちゃんにちくってやる(笑)
「立石先輩はー?」
「下駄箱で探すって。
追々連絡くるー」
希望通りシナリオを大幅に変えて先輩も参加。
寒いのでマフラーをぐるぐる巻いて廊下で待っている2人の元へ急いだ。
「そーいや辻さん。
立石先輩平気?」
あたしの前を麻美と歩く田辺くんが振り返って聞いてくる。
「ん、説明した。ノリノリ(笑)」
「へー、意外だな。
まっとりあえず成功させよーぜ(笑)」
麻美の言うとおり悪いやつじゃないか。
見た目やだけど。
髪染めてるし、ピアスだし
腰パンだし?
隣の弗宇田くんは緊張で固まってるんでスルーです。