まっすぐなキミにまっすぐな愛を。
距離をおいて跡をつけると4人はカラオケに入っていった。
「チッ…」
密室だし。
ずっと様子見れねーじゃん。
隣の立石先輩を見るとまたケータイをカチカチと打っていた。
ここからじゃ画面は見えない。
つーか。。。
打つの遅いな…。笑
なぎさも麻美も速いもんだからそれになれたのかもしれないけど。
いつも…隣にいたもんなぁ。
そんな2人にひでーこと言った俺って、今つけてる資格ある?
まだ麻美の彼氏?
なぎさの幸せを願える?
…俺、サイテーなこと言ったよな…。
あいつが壊れるのを見たくなくて。
先輩がいないから壊れるのに。
そんで麻美も傷つけて。
2人とも追いかけてやれなかった…。
考えれば考えるほど自己嫌悪に陥る。
寒さなんて気にならないぐらいに心が痛い。
なぎさ、星名っつったな。
麻美はー…
見向きも、しなかった。