まっすぐなキミにまっすぐな愛を。
なぎさside
一応フリータイムで設定してカラオケの個室に入った。
少し薄暗い部屋には微かにタバコの匂いが残ってる。
「涼ちゃんと先輩わかりやすすぎて笑えた~(笑)」
「辻さん、立石先輩から連絡は~?」
そうだ、部屋番聞く手はずになってるからそろそろ来てるはず…
…て、は?
ナニ電話してきてるの!?
バレるじゃん!!
「なんか電話きたぁ!!
出てくるっ!!」
「は?い、いってらっ」
バタバタとカラオケの廊下に出て電話に出る。
「先輩っ?」
「なぎさか?!」
珍しく先輩が慌ててる。
なんかあったのかな…?
「星名が…っ
どっか行った!」
…はぁ?
ぇ、ちょ!?
「作戦失敗するじゃないですかぁ!!」
なんだそれー!!