まっすぐなキミにまっすぐな愛を。



それから数日。


あたしと先輩は会うと少し話す、って感じの関係がしばらく続いた。



先輩はあたしのクラスに来ようともしてくれたけど、丁重にお断りし。



だって、あんな視線あびるの嫌だし。



書類を整理しながら考えるのは先輩への返事のこと。



断ったらバチ当たりそう…。


最後の書類をまとめてふぅ、と一息。



「おー終わったかー。じゃあ帰って良いぞ!手伝わせて悪かったな。」



雑用なんてもう頼まないで下さい。



「もー暗くなっちゃったじゃないですかー…。」



頬を膨らませて怒ると潰されて口に違和感が。



「んー…甘。飴?これで機嫌とりですかー。」



「まー許してくれ。笑
気をつけて帰れよ~」



カッコいい親しみやすいこの担任。

あたしは子供かっての!


みんながキャーキャーいうのは顔だね。うん。






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