まっすぐなキミにまっすぐな愛を。
「え…は、?
なぎさ…おまっ…本気かよ?」
「んーふふ(笑)」
ごめんよ、先輩。
後で弁解するからね。
「…ちょ、どーゆうことだ…?」
あたし達3人の態度に完全に動揺してしまったらしい涼ちゃんはチョー情けない顔になってる。
ふふ、うちらに変なこと言ったバツだー。
いつでも余裕そうでお兄ちゃんみたいな涼ちゃん。
今はそんな面影はどこにもなくて、あたし達は隠れてニンマリとしていた。
「なぎさ…ごめん、俺は麻美しかねぇから。
なぎさはずっと俺の幼なじみで…
大切なやつで…」
「大切だったら付き合ってくれてもいいじゃん!」
「だからそれは恋愛対象じゃなくて!」
「そんなのヒドいっ…
幼なじみとか親友とか
そーゆうの無しで、
あたしのコト女の子に見てよ!!」
我ながら迫真の演技。
言ってて心の中大爆笑だけどね。