まっすぐなキミにまっすぐな愛を。
突然のぎゅうだったのに涼ちゃんは焦らず受け止めて。
そんな2人を周りは別世界の出来事のようにただ傍観していた。
そんな2人を見て更に涙が溢れてくる。
手の甲で絶えず拭うけどそれは全く追いつかなくて。
大切な2人の、やっと心が繋がったうれしすぎる瞬間だった。
「ごめん…ごめんな、麻美。
俺、情けない…。
麻美が俺のために泣いてくれてんのがすげー嬉しいんだ。
俺…俺…」
「いいよ、ナニも言わなくて…。
あたしは涼雅が好きで、涼雅はあたしが好き。
それで…十分なの…。」
たくさん想い合って、こじれちゃって…
そんな麻美と涼ちゃんの姿を目の当たりにした涼ちゃんファン達は麻美のことを認めたみたい。
この出来事が学校中に広まって学校公認のカップルになった2人。
どちらが上手(うわて)かは…
一番そばにいるあたしでも、謎です。
まぁ…
幸せだからいっか☆