まっすぐなキミにまっすぐな愛を。
オレンジ色の派手なコートを来て玄関に座り込む。
早く来ないかなー。
ブーツのかかとをカンカン鳴らしながら大好きな先輩の到着を待った。
ーピーンポーン♪
来ーたっ!!
いっそいで立ち上がってドアを開けたら勢い余って目の前の人物の胸に飛び込んでしまった。
バフッ
「おい…そんな焦らなくても。」
「先~輩♪」
だって早く会いたかったんだもん。
にひっと笑って、バッチリ受け止めてくれた先輩の顔を見た。
一瞬真っ暗になっていた視界にちょっと呆れた顔を見つけてまたテンションが上がる。
「年越しだよー!!初詣だよっ!
先輩は嬉しくないの~!?
お泊まりなのに!」
今日はずっと一緒だってのに。