まっすぐなキミにまっすぐな愛を。
お互いにノロケ話をしながらエレベーターを降りて、あたしの部屋を見ると何やら座り込んだ人影があった。
…え、
誰…っっ!?
先輩は多分まだ自主トレ中の時間だし…
遠目だからわからないけど…っ
恐い!
「あ、麻美…」
「…なぎさ…」
ひしっと手を握りあいそぉー…っと、俯いてしゃがむ人物に近づいた。
…て、あれ?
「…義さん…?」
良く見るとキチンとした格好の
相変わらずカッコいい伯父。
「な、ナニしてんの…。」
恐がって損した!
…でも
私たちに気づいた義さんの顔をみて、
つらそうな、苦しそうな…
なんだか、嫌な予感がした。