まっすぐなキミにまっすぐな愛を。












何も言葉を発することが出来なくて







聞きたくなくても







全く動けないあたしの耳に話は入ってくる。









「付き合い始めて2ヶ月程して妊娠が発覚して、それは元彼の子だった。


だけど、隆平くんは自分の子として育てると言ってケイを…支えてくれてたんだよ…。」







喋れない。声を出そうとしても出せない。









「隆平くんが変わってしまったのは、なぎさちゃんが中学1年生のときだったかな…


2人が亡くなる数日前に、隆平くんが俺に会いに来た…



なぎさちゃんをよろしくって。」















…どういうコト?






わかんない



わかんない。








「ケイと隆平くんのあの事件は…









2人で計画したことだったんだ…っ」




















お母さんとお父さんが死んだのは






あたしのせいだ













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