まっすぐなキミにまっすぐな愛を。















――――ドンッッ








何も見ていなかった。




ただ俯き、真っ暗な世界にいたから。









不吉な音にビクッとしてスクールカバンを持つ手に力を入る。







…なに?







そうっと目を開けて





外の世界を確認する。












あたしの目に映ったのは















突然のことに悲鳴を上げる人々と




血だらけで力無く横たわる皐月だった。
























……何が、起こったの?
















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