まっすぐなキミにまっすぐな愛を。




なぎさside



あまりのうるささに目が覚めた。



…頭痛い。



さっきより酷くなってるかなぁ…。






さてと、これは玄関まで行かないといけない感じだよね?




ピンポンピンポン鳴り続けてる。




誰だ…


時計を見ると現在11時。





今日は麻美と涼ちゃんはデートだから…





まさか先輩な訳ないよね。




だったらぶっ飛ばしてあげよう。



テツ先輩とまとめて。







ポヤポヤした足取りで玄関の鍵を開けると飛び込んできたピンク色。







「なっぎちゃ~~~ん!大丈夫ー!?」









…ダメです…







そんなにきつく抱きしめられると頭痛より何より息苦しいっす。








「テツから連絡きて…てかあれ!?なんでテツなの!?…そんなことどうでもよくて…っ!

きゃあ…っなぎちゃん!しっかりしてー!!」





「…………。」







…玲佳さん、あなたのせいっす……。










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