まっすぐなキミにまっすぐな愛を。





「本当にごめんね~…。あたし慌てちゃって…。」




やっと落ち着いた玲佳先輩がおかゆを作ってくれるらしいのでリビングのソファーに横になる。




「いえ゛…来てくれるだけで…」





だいぶ助かります。




…果たして玲佳先輩は料理出来るんですかね…


恐い…。










「…わぉ。」




恐いだなんて思ってごめんなさい。


美味しそうな卵粥に葛湯まで。




ありがとうございます。




重たい身体を起こしてフーフーしながら口へ運ぶとまた美味しい。



塩加減が絶妙です。






「今日立石くん達試合でしょ?知らせたの?」





「ぃーえ…テツ先輩には。」





「だからテツから連絡来たのね~。じゃあ立石くんは終わったら来るかー。」





「…はぃ…」







食べたらちょっと元気出てきたぞ。





「あ、これ飲んどいてね!」






言われるがままに飲んだ薬は





激マズだったけど。








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