まっすぐなキミにまっすぐな愛を。
…皐月に言われるとムカつくんだが。
俺諦めろって言わなかったか?
「だってな、考えても見ろよー。今日の料理俺の母さんとなぎさが作ったんだぜ?料理出来る女よー。」
…だから皐月。
「…お前の彼女じゃねーけどな。」
「るせー、星名!麻美っつー彼女がいるからって調子のんな!!」
「麻美が一番です。」
「いや、だから実里だって。このチキン上手いだろー。」
「咲妃だなー、うちの学校でもめちゃくちゃ人気だし、大人の女はいーよ♪」
「美優が、可愛いです。」
「玲めちゃくちゃ面倒見よくて、いつも家事とかやってくれんだぞー?」
「なぎさだって全部自分でやってますよー。マジ良い女!」
「皐月、てめーは弟だろう。」
そこ履き違えるな!!
なぎさは…俺の彼女だ。
…この一時間後、料理がほとんど無くなって来た頃、何人かには酒も入りとても見られない状況になる。