まっすぐなキミにまっすぐな愛を。



「知れば知るほど気になった。


見た目は華やかなのにメイクは薄いし…

一度俺が止めに入ろうとした一年のイジメも後ろから走って止めてた。

あれはびびったな。笑


それからいつの間にかお前を探すようになってた…。」



あたし、先輩が思うような立派な人じゃない。

子猫だって罪悪感しかなかった。


育てる自信がなくて。


イジメだって…

昔の苦しんでる自分を見ているようで身体が勝手に動いてただけ。


テーブルに肘をついてる先輩は本当に愛しそうにあたしを見つめる。



「…お前は俺の初恋だ。」




それでも

先輩を失望させちゃうかもしれないけど



この胸の高鳴りは抑えられないよ。




テーブルを挟んで腕を伸ばし頭をポンポンされる。



「…ずっと見てたから、わかる。

お前が何か抱えているのも
孤独そうなのも。


俺がいる。
いつでも…俺を頼れ。

お前のためなら何でもするから。」



やっぱり涙は止められなかった。


久しぶりに

人の前で泣いたー…



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