まっすぐなキミにまっすぐな愛を。
シーンと静まり返った教室。
あたし達3人だけでなく、教室にいた人全員がその人に釘付けになる。
な、なんで…?
「おっす、辻。昨日は悪かった。いきなりあんなこと言って…。」
「立石先輩…?」
なんでここに。
存在感が半端無いです。
教室の入り口のドアから顔を覗かせた先輩は、廊下からも色々な人に見られている。
それもそのはず。
先輩が一年生の教室にきたのなんて初めてなんだから。