まっすぐなキミにまっすぐな愛を。



「…………ッ…」



俺はどうしたら良い?



なぎさを傷つけてばっかなのに

お前から離れるなんて考えたくねーんだ。


考えられない。




なぁ、だから

今から会いに行くの許して。



お前の顔がみたい。


声がききたい。


この手で抱きしめたい。



何度でも説明するから、謝るから。




パタンとケータイを閉じて家に帰るため出口を目指す。




もしお前が泣いてるなら

俺が拭いたい。


例え流させてるのが俺だとしても



独占欲は収まらない。





待っててくれ、なぎさ。



もう一度、俺を信じて。





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