まっすぐなキミにまっすぐな愛を。
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「ん……」
強烈な頭痛に襲われながらパチリと目をあける。
「なぎさ…目、覚めた!?」
あたしを心配そうに覗くのは
少し懐かしい親友の姿…。
「ぁ、麻美…。」
「良かった…あ、じゃ星名…呼んでくるねー…。」
すぐに後ろに振り返り保健室を出ようとする麻美。
「まって…!麻美、あたし何かした…?」
ずっとずっと聞きたかった。
麻美が隣にいるのなんて当たり前で
離れてみて改めてあなたの大きさに気づいたんだよ。
動かないまま黙ってしまった。
「…言ってくんなきゃわかんない…。
なんで、なんで麻美に嫌われちゃったの…?」
「嫌いなんかじゃない!
あたしだって…ツラいよ…。」