きみと私の記憶



  彩音といろんな話(ほとんど彩音が喋ってたけど)をしていたら、教室についた。



  2年生の教室は5階にある。毎朝大変


「ねえねえー二人とも聞いた! 転校生の話」

  教室はこの話で持ちきりだった。


「もちろん知ってるー」


「さすが彩ー  うちのクラスだって!」


「えっ そうなの!! やったね葵」


  別にどうでもいいし

「ふーん、良かったね」


「でた、クール葵」


「葵が言うと、許せるよねー」


「て言うか葵はこれじゃなきゃ合わない」
    

  いや、クールじゃなくて本当に興味がないんだけど



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