月の海
タイトル未編集
“夏は暑い!”
当たり前だ。8月も始めの真夏の昼にクーラーも入れず、窓も開けずにいれば、熱中症になってもおかしくない。
いい加減にクーラーのスイッチをいれようと思っても体が動かない。

“このまま死ぬのかな?まぁそれもいっか~”

脱力感で一杯の俺はマイナスな考えしか浮かんでこなかった。それでも、さすがに暑さの限界を超えると転がりながら移動しテーブルの上のクーラーのリモコンをとり、スイッチを入れた。
涼しい風が汗だくの体に気持ちよくあたる。

“電気代もかかる。働かなきゃな…”

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