理事長やってマス!!!
✩「人間」
《ジリリリリリリ~~~~~~~ン…》
パチッ。
《ジリリリリリリリリリ~…!》
カチッ。
あたしは、うるさかった目覚まし時計を止め、起きた。
「~ふゎァ・・・。 眠いよぉ。。。」
大きい欠伸をしながら、パジャマを脱ぎ
制服を手にして準備を始める。
「・・・よしッ! OK!!!」
あたしは、机の上にある鞄を持とうとする。
でも、ある物で昨日の事を思い出し、にやけるあたしが居た。
「・・・へへへ♪」
なんで、にやけてるかッ・・・って???
だって、そこには戒君からもらった
メアドと番号が記されている紙がおいてあるから☆
トントントンッ。
リズム良く、あたしは階段を下りて1階へと行く。
そして、あたしは、朝ごはんを食べて家を出た。
ルンルン気分だったから、お母さんが心配してくれてたけど。。。。
ご機嫌なあたし、気持ち悪いカナ???
「ま、いっか♪」
「・・・何が『ま、いっか♪』なのかな??」
「うゎァッッ!!!」
いきなり、肩をつかまれた。
これは真澄でもない・・・、もしかしてッッ♪
「・・・戒君??」
「ご名答だな。
おはよぅ!!!!!!」
「・・・・フゥ、びっくりしたァ~w」
びっくりではなく、キュンときたのまちがいデスケド・・・。
それから、あたし達は一緒に登校した。
でも、疑問が一つ。
いつもは真澄が来てくれるのに・・・。
寝坊なのカナ?????
昨日の事聞かれた??
でも、あたしは真澄を信じてるもんッ!!!
戒君は先生に呼び出しだったから、一人でクラスにはいった。
「おはよぅ!!!」
そういって、クラスに入ったあたし。
普通はみんな、「おはよぅ」って返してくれるのに、
今日は返してくんなぃ。
女子みんなが集まっている。
《ほら、来たよ。》
《よく来れるわね》
《昨日の事で調子のってるに決まってるゎw》
どうやら、陰口を言われている。
そこまでは、良かったんだ。
・・・女子に嫌われるまでは。
よく、女子のとこを見ると
中心で話しているのは。。。
「あぁー!!真澄可哀相!!!!」
一人の女子が大きい声で叫ぶ。
そぅ、そこにいたのは
あたしが信じきっていた親友・・・真澄。
「ま、真澄ッッ!!?」
あたしは、驚いて彼女の名前を呼ぶ。
だが、その言葉に帰ってきたのは
真澄の怒りの声ー・・・。
「うるさぃッッ!!!! その声で私の名前を呼ぶなッッ!!!
あんたなんか、“親友”でもなんでもなぃょ!!
この、クズッッ!!!」
『“親友"でもなんでもなぃょ!!』
頭の中でその言葉がグルグルと回る。
「・・・ハハッッ。 馬鹿なあたし。」
涙なんか出ない。
「何呟いてんのょ!!!」
そういって、彼女達は蹴ったり殴ったりした。
・・・名前呼ばれるの嫌なのにクズの体には触れちゃうんだ。
人間って変な生き物。
「もぅそろそろ授業だゎ。 クズ!!!あんた、今日の昼裏庭に来なさいッッ!!」
そぅ言って彼女達は席に着く。
でも、あたしは授業に出れない。
だから、屋上に行ってサボることにした。
暖かい風。 余計にむなしく感じてしまう。
信じきったあたしが馬鹿。
本当にクズかも・・・。
“ごめんね”
その一言さえ言えなかった。
「もぅ、届かない言葉・・・かァ。 そっか、そうだょねー。」
もう、overなんだね。
最後に泣かせてください。
あたしは、昼まで泣いて泣きまくって・・・。
脱水症状になるくらい・・・。
いつのまにかあたしにはこういう考えができていた。
それはー・・・。
”人間は信じきれない生き物。だから、信じては終わり”
あたしにはそういう考えができてしまったんだー・・・。