理事長やってマス!!!
✩「屋上キス」
会長に手を捕まれて走っているあたし。
いつのまにか屋上だった。
「はぁ、はぁ、、、」
あたしは息を整える。
あたしの頭の中は、ただ会長に本来の姿を見せたかっただけ。
あたしはブスだけど会長にだけは見せたかった。
・・・けど、さすがに気持ち悪かったのかな???
しょうがなぃ・・・ょね。
でもホントは、認めてほしかったょ。。。
そう思うと涙があふれてくる。
知らない間にあたしは泣いていた。
「ふっ、ふぇ・・・」
そんなあたしに会長はびっくりしたのか
「うゎ!!!ごめん!!! 大丈夫か?」
「ち、ちがぅの・・・、ただ・・・」
「ただ??」
「会長に気持ち悪がられた・・・かなッと思って、ヒック・・・そんで、なんか悲しかったから。。。 ごめんなさぃ。」
あたしは会長にホントのことを告げた。
あたしは会長に過去の事を話してから会長にはホントのこと
話そうと決心したんだ・・・。
嘘はつかなぃ・・・いや、嘘はつけなぃ。
だから、ほんとの事言ったんだけど迷惑だょね。。。
「ヒック、、、ふぇ・・・ヒック」
あたしは泣き続けた。
そこに・・・。
ふわり・・・とあたしは抱きしめられていた。
「か、かいちょぉ・・・??」
上を見ると会長は耳が赤くて
「やばぃ・・・。」
って呟いた。 やばぃほど気持ち悪い???
「ご、、ごめんなさッ・・・「桜」」
言葉が途切れた。
会長があたしのホントの名で呼んでくる。
それさぇも胸が反応してドキドキ鳴っている。
「違うよ、桜。 俺は素のお前が可愛すぎてみんなに見せたくなくって、ここに連れてきたんだ。だから謝んないで??」
・・・ぇ?嘘。。。
「・・・ホント??」
確かめるように聞くと・・・
「うん。」
会長は肯定のうなずき。
「てか可愛すぎなんだけど。そんな顔他の誰にも見せんなよ??」
ドキンー・・・。
「か、かいちょぉ・・・ありがとぅございます。。。」
嬉しすぎて、あたしは会長のシャツをぎゅッ、と握る。
このとき実感したんだ。。。
あたしが会長に『恋』をしたんだと・・・ー。
好き、会長のことが。。。
「桜、その仕草やめて??」
「なんでですかァ?? だって嬉しいですもん、なんか心がね、ポカポカするんですょ??」
そぉなの、心がポカポカしてる。
なんかホント変だなあたし。。。
「も、限界・・・。 桜ごめんな??」
「ぇ・・・?」
そぉ言って会長の方を見ると、、、
チュッ・・・。
リップ音が屋上に響く。
「か・・・会長??」
「じゃぁな、桜。もぅ限界超えそうになるからここまでにしとくね。」
今度はおでこにキスをおとされた。
不意打ちキス。。。
ってか、今!!!!
会長と・・・、“キス“しちゃった~~~~ッ!!!
これがあたしのファーストキスでした。