理事長やってマス!!!
✩「モテ子?」
~夏side~
ったく、桜は鈍感すぎだ。
もぅほんとに可愛すぎる。 俺あいつのこと好きかも。
いゃ、“かも“じゃなくてもぅあいつの虜になってるな。
キーンコーンカーンコーン・・・-。
下校のチャイムが鳴る。
「ふゎ~。。。 もぅ眠いな。」
今日は色々ありすぎたせぃで俺はくたくた。
すると・・・。
だだだだだだだだッッッ!!!!
「どけどけー!!!!」
「おめぇこそどけょッ!!!」
全校の男子生徒が下駄箱へと走る。
「おぃ、なんだ? なんかあんのか?」
俺は不思議に思い1人の男子に問いかけると
「は?おめぇばか?? 今日の昼休みの事だょ!!! あの愛ちゃんとみんな帰りたくて
今闘争してんだょ!! わかったんならどけッ!!!」
と、走っていってしまった。
「は!?なんだと!??」
桜?? ちッ。やっぱりかょ~!!!
「ちくしょー!!!」
俺も下駄箱へと走る。
桜をとられたくなかったから。
~桜(愛)side~
「愛ちゃん!!!僕と一緒に帰んない?」
「いぃゃ!僕とでしょ??」
次々と男子があたしに問いかけてくる。
「ふぇ?あの、あたし・・・」
「どけょ、おまえw愛ちゃんが脅えてるだろ?」
「おめェもだょ!」
口げんかをどんどんしてく。
何これ。。。
もぅ嫌!!! この隙に帰ってしまおう。
あたしはそろり、そろりと忍者みたぃに帰ろうとする・・・が、
パシッ、と誰かに腕をつかまれ
「どこいくの?? 愛ちゃん・・・。」
こ、、、怖い。
誰か助けてッッ!!!
「やめてあげてくださぃ!!」
バリトンの甘い声・・・。
あたしに覆いかぶさるようにあたしを守ってくれている。
これは・・・。
「桐谷君!?」
「帰ろうか?? 姉さん。」
「ぇ、う・・・うん。」
あたしはとにかくこの場から逃げたかったのでついて行くことにした。
そぅそぅ、桐谷君はあたしの嘘の弟クン。
美形でモテモテで優しいんだ。
でも、なんで・・・??
なんでここに来たのかな???
「フフフッ、なんでって顔してるね??姉さん。」
「えっ。なんで分かるの??」
あたしの心を読む桐谷くん。
「姉さん分かりやすいもん。」
「わっ、分かりやすくなんかなぃもん!!!」
「ぷw 可愛いね姉さんは。」
・・・時々からかう桐谷君。
悪魔なのか天使なのか全く、どっちなんだか・・・?
「それより。なんで来たの??」
「親父だょ。親父が姉さんの事心配だからって、毎日学校まで僕が迎えに行くんだよ。
ぁ、朝ももちろん一緒だょ??」
「へー。全くお父さんったら。。。」
あたしはここの家族ではなぃけど2人はあたしに優しくしてくれてる。
あたしにとってはほんとにこれ以上の幸せはなぃだろぅ。
「これからよろしくね、桐谷君!!!」
「うん。お供させていただきますよ、お姫様??」
「んもぅッ!!!そんなんじゃなぃょ!!!」
「あはははははッw 楽しいなー。」
むぅっ!!! ッたく、悪魔だこの子。
あたしお姫様みたぃに可愛くなんかなぃもーん。
ポツポツ・・・
「ん?雨??」
「雨!? 急げッ!!!」
「ぇ??チョッ・・・・!??」
「姉さんは足遅いから・・・ね??」
あたしは今桐谷君にお姫様抱っこされている感じ。
あたし重いのに!?
「え、でもっ!!! あの重いし、濡れるし。。。」
「あっ、姉さん濡れちゃうね?ならこれかぶってて!!!」
そぉやって桐谷君はあたしにタオルをかける。
「ありが・・・!!!ちがぅょ!!!桐谷君が濡れるって意味!!!」
「だーめ。タオルかけてなぃとくすぐっちゃぅょ???」
「・・・嫌!!!」
「ならかけててくださぃな??」
「・・・うぅー。。。」
全く、お人よしなんだから・・・。
あたしは結局抱っこされたまま家についた。
明日カゼひかなぃょぅにはやく寝よう!!!
そぉ思い、あたしは風呂に入ったあと、眠った。