理事長やってマス!!!

✩「キモチ」

~夏side~

・・・桜。
やっぱり、無理なのかよ。

あそこまで嫌われてると思ってなかった。

「・・・夏?元気ない?」
潤一が心配そうに聞いてくる。

「俺、もぅダメだ。 好きな女さえ手に入れられねぇ・・・。」
「え・・・桜ちゃんに振られた??」
「振られては・・・ねぇけど。 ・・・ってなんで知ってんだよ!?」
なんで、こいつは俺が桜のこと好きだって知ってんだよ?

言ってねえよ?俺・・・。

「普通に見てればわかるし。美紀だって気付いてたよ?」
「まじかよ・・・。」

美紀までもかよ・・・。

「でも、なんで振られてないのにそんな落ち込んでんのさ?」
「”嫌“なんだとよ。俺のことが。」
「ふーん・・・。ま、こんな自己中嫌だよね。」
「んなっ!?おめぇ・・・。」
潤一がそんなこというなんて・・・。

「嘘だっつーの。」

ったく。。。


でも、桜勘違いだろぅな。
若葉のこと。
あいつは。。。


***********************************

~桜side~

「ヒック・・・ふぇ、、、」

あたしは、今屋上。

先輩が好きなのに、嘘ついて逃げてきた。
また、あたしは弱虫だ。

はぁ・・・。

なんでこうも上手くいかないのだろう。。。

なんか、どっか行きたいな。
カフェにでも行こうか。

・・・うん、このキモチをどうにかしたいもんね。
あそこでいっか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして、あたしは今カフェにいる。
「いらっしゃいませ。1名様でよろしいでしょうか?」
「はい。」
「では、あちらの席になります。ごゆっくりと。」

ぺこりと店員は頭を下げてほかのお客様に接客する。

あたしは席について、メニューを見る。

ぁ、このサンデーパフェおいしそう。
あたしは大の甘党好き。

だから、気分晴らしには甘いもん♡

「すいませーん。」
あたしは店員を呼ぶ。

「お待たせしました。」
・・・!!

あたしはびっくりした。
だって、その店員は
夏先輩にそっくりだったから。。。
「ぁ、あの、このサンデーパフェをください。」
「かしこまりました。少しお待ちください。」

《プルル、プルプルルルルル》
電話がなる。

誰??

《はい?愛ですが?》
《姉さん?今どこですか!?》
《カフェだよ?》
《・・・はぁ。全く。学校にいないからびっくりしましたよ!!!》
《ごめん、ごめん。》
《明日はきてくださいよ?》
《はーい》

ピッ・・・。


「もぅ、美紀は心配性だなぁ。。。」
ぶつぶつと言ってるとさっきの店員がパフェを持ってきた。

「お待たせしました。サンデーパフェになります。」
「ありがとぅござぃます✩」

うゎー♡ でっかぁーい!!!
食べがいがありそぅだwww

「あの、失礼ですが、君もしかして、南堂 愛ちゃん??」
「ぇ、そうですが??」

なんで、この店員さんが知ってるの?

「僕、生徒会長の田口 夏の兄なんだ。」
「ええええええー!!!?」

なんで、顔そっくりなのがわかったよ。。。

うそーん・・・。

「これからも弟をよろしくね?」
「はい。。。」

・・・先輩とはもうしゃべらないとおもうけど。。。

とにかく、今はこのパフェを食べよー✩
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