理事長やってマス!!!


✩「屋上ハプニング」



タッー・・・、タッ・・・

規則正しい走る足音をたてて、屋上へと向かっていた。


バンッッ!!!!
ドアをおもいっきり開ける。

そして、深呼吸…。
「スゥ・・・!!! ハァ。。。」

そして、隣に立つ美紀ー…。
「どぅかしましたか??
 急に飛び出したりして・・・アネさん。。。」

「なっー・・・!!!??」
それだけはー・・・!!!!

「なんで、いるのさッッ???!!」
焦り気味の声で問う。

「もぅそろそろ、落ち着いたかとおもってー…。」


あたしの落ち着き・・・??

「なんのこと・・・??って言う顔してますねwww
 アネさんには申し訳ないですが、あれから2年たって
 レッドギアは弱小になってきました。。。
 そこで、元総長のアネさんに戻ってきてほしいー・・・、
 という訳ですよ。。。」


ドクンー・・・
頭がぐらつく。。。

あのことは思い出したくないッッ!!!
「-・・・美紀!!! そのことはッだまー・・・」

バンッッ!!!
黙っててー、そう言おうと思ったとき、扉をさっきあたしが開けたときより音が屋上に響いた。。。

「どういうことだよ??」

そこにいたのはー・・・、
「-ッ、会長・・・・。」
まぎれもなく会長だった。

「レッドギアー?? どぉッかで聞いたような・・・??」
と、ぼやく潤一さんー・・・。

もぉ、やめて・・・・。
アレ以上傷付けたくない!!!

「あっ!!! おもいだした!!!! 女子だけのチームで
 2年前にある女を総長として関東1強いって言うー。。。
 でも、今はあんまり噂になってないょぅなー・・・??」

ドクンー。。。

「どういうことだ??」
会長達が気づいてしまうー。。。

いやだ、いやだ・・・。


ドクンー、ドクン。。。

もぅ、だめッッ・・・・・・・。

「-バタンッッ!!!」
私は倒れた。

***********************************************

~夏side~

「-バタンッッ!!!」

その音は理事長のとこから聞こえて、見ると・・・

倒れていた。
「アネさん??」
「「理事長!??」」

3人とも驚きだった。。。

眼鏡のしたからは、たくさんの涙ー。
額には冷や汗をかいて、真っ青な顔だ。。。

やばぃ。はやくしないと!!!

「俺が運ぶ!!!」
がばッー、と理事長をお姫様抱っこして保健室へと走る。

理事長はすんなり抱っこできるくらい、軽すぎだ。。。。
うなされているのか、涙とうなり声がする。

ごめんな?? なんか、悪い事しちまってー・・・・。
すまねぇ。。。
あの美紀っていう奴とどういう関係なんだ?
元ヤン?

・・・そんなことより、今は!!!

ガラッッ!!!

「すみません! 先生いますかっ??」

「はぃ??どうかしましたか? って、その子どうしたの!??真っ青じゃない!!!」

先生が理事長の顔に触れる。
「屋上で倒れたんです。。。」

「-まぁ・・・。 とにかく、ベッドまで運んで??」
「はい。」
先生は、ネクタイをゆるめ楽な格好にさせて
熱をはかるー。。。
それは、てきぱきとした動きであった。

そうして、5分かすると、
「たぶん、貧血ね。。。 なにか重い考え事してるみたいだから
 気を使ってあげてね?? 今は寝かしとけば大丈夫だからー・・・。」

それを聞いて俺は安心したのか、

「ふぅっっ。。。 良かったー・・・。」

ため息をする。
「あっ!!! ごめんなさぃ?? 今日会議があるの! その子見といてくれる??
 安静にしとけば大丈夫だからっっ!!」
「はい。 分かりました。」

「ごめんね?? ばいばいー!!」

急いで先生は出て行った。

理事長を見つめてみる。。。
本当にうなされている・・・。

なにかあったのか?? しかも、レッドギアの元総長って。。。

知られたくない過去ー・・・??
理事長には何かあったんだ。

それを、俺達は理事長の心のいけなぃとこに触れてしまったんだー…。

「ごめん。 ほんとごめん。」
といいながら、頭をなでる。

さらさらな髪の毛を自分の指にからめさせ、髪の毛に優しいキスをする。。。
「愛ー。。。」
なんなんだ、俺は・・・。
勘ぐるなんて、最低なことしちまったのか。。。
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