Fine Like This
できることなら


クラスの女子に混じって


ファッションの話だとか


駅前に新しくできた


cafeの話しなんかをして


学生時代を


楽しく過ごしたかった




その方が僕にとって自然だ




でも


誰もそんな僕を許容してくれない


誰もそんな僕を望んでいない




僕の心は以前にも増して


無味乾燥なこの世界を


何の痛みも感ぜず


許容することに慣れていった




何も望むな


僕は自分にそう言い聞かせた
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