星空歌

魔のジェットコースター

とりあえず、無事に遊園地にとーちゃく!

「なぁなぁ、星奈!ジェットコースターのらねぇ?」

ヒロは早速意地悪そうな笑顔でこっちを見る。

「却下。」

私がジェットコースター怖がるの知ってる癖にわざと誘ってきやがる。

「えぇ?俺の言うこと聞けないのか?そういう悪い子にはやっぱりお仕置「乗る乗る乗ります!」

また何かされたらひとたまりもない。

って…とりあえず乗ったはいいものの、発車が怖いよ…(泣)

今すぐ降りたい(泣)

「では、いってらっしゃーい!」

係員のお姉さんが笑顔で手を振る。

あぁ…昇ってるよ上ってる登ってえぇぇぇぇぇぇるぅぅぅぅぅぅ

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

「星奈、楽しいね!」

「イヤァァァァ」



1日にも思えた魔のジェットコースターが終わり、私は近くのベンチにふらふらと歩いてって座った。

「星奈、大丈夫?顔青いよ?帰ろっか?」

ヒロの声が遠く感じる。

「だ、いじょう、ぶ」

私は必死に声を出して返事する。

「こんな時まで強がんなよ。帰るぞ。ホラ」

ヒロが私の前にしゃがむ。

「?」

「俺がお前をおぶって帰ってやるって言ってんだよ///早く乗れよ///」

私は歩く気力も体力もなかったのでお言葉に甘えておぶってもらった。






そして、私はいつの間にかヒロの背中で寝ていた…
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