星空歌
ー1年前の夏のある日。
私は歌手になるのが夢で、今日も屋上で歌っていた。
いつも、同じ曲を歌ってたけど今日は違った。
フレーズが降臨してきた。
そのフレーズをなんとなく歌っていた。
練習なんてした事ない歌だし適当にその場でつくって歌ったから不安もあった。
でも、その曲を歌い終わった時にあったのは充実感だけだった。
だから、
「それ、何の曲?」
と話しかけられても何の違和感もなく受け入れ…
って
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
思わず叫んでしまった。
「な、な、なんで人!?」
「そりゃぁ人だよ。俺が犬にでも見えるか?」
「いやっ、そういういみじゃなくてっkkcgvhsghvcjsgdjdjssjj!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「・・・・・何言ってんのかさっぱりわからん」
よし。
私よ、冷静になろう。
なんでここに人がいるんだ?
「そりゃぁ、人間界だし。」
この人はいつからいたんだ?
「おまえが歌ってる時。」
・・・なんでこの人、人の心読めるんだろう…
「おまえが声に出してるだけだろ。」
「うそーっ!!!うそでしょ!?」
「嘘じゃねーよ。 んで、さっきのってなんの曲?」
「さっきのは、オリジナル曲。なんとなく歌ったの。 それよりあなた誰?」
「俺は、長瀬弘人。お前と同クラなのにわかんねーの?」
「すいません。。。」
「まぁ、佐々原はバカだからしょうがねーなw」
「バカじゃないっ!」
これが、私とヒロの出逢いだった。