プラネタリウム〜僕と宇宙〜
「本当に、久しぶりだったね。」
僕は、君が還った空を見上げた。
流れ星が1つ2つと流れる。
また、会える気がする。
だって、今日だって会えたのだから。
「また、ね。」
僕がそう呟くと、君の代わりに風に揺れた草木が答えてくれた。
『また、ね。』
「……綺麗だなぁ…」
金に輝く月は、君の瞳。
漆黒の空は君の身体。
散りばめられた星屑の束は、君の銀の髪。
コスモスを片手に、僕はまた1人で空を眺めるのだった。
☆+。E N D。+☆