城西高校の水城さん
変わり始める日常
昼休み、志賀と野村くんについて茶道室に行けば、既に瀬那と美羽ちゃんは来ていた。
茶道室は当たり前だが畳の部屋で、独特のいい香りが漂っていた。
それに加え、少し前から空調が入っていたのか、廊下に比べてかなり暖かかった。
「あ、来た来た!佐奈はここに座ってね。」
瀬那は自分の左隣をぽんぽんと叩き、コンビニの袋を漁る。
それを見た瀬那の右隣に座っていた美羽ちゃんがまたコンビニ?と困ったような表情で聞く。
「だってめんどくさいんだもん。」
「もう…。」
座りながらそれを見ていた私は思わず美羽ちゃんお母さんみたい、と思ってしまう。
すると正面に座った志賀が私と同じことを思っていたらしく、相変わらず日向は瀬那の母親みてえだな、と笑った。
私の左に座っていた野村くんも確かに、と笑う。
「大記だって今日もコンビニじゃんよお!」
頬を膨らませた瀬那は志賀を指差して反論する。
しかし美羽ちゃんから出てきた言葉は男の子と女の子は違うでしょ、というもの。
「佐奈あー、美羽がいじめるよおー。」
ぎゅう、と抱き着く瀬那の背中をぽんぽんと軽く叩くと、何故か動きが一瞬止まり私から離れて胸の辺りを見た。
「せ、瀬那…?」
試しに名前を呼んでみると再度私に抱き着き、離れ、今度は私の胸を触ってきた。
「な、なななななに!?」
「佐奈胸でかくない!?」
大声で言う瀬那の言葉に志賀は飲んでいたお茶を吹き出す。
野村くんは何度か瞬きし、美羽ちゃんはため息をついた。
「大記汚い。」
すぐに野村くんは瞬きをやめて志賀の方を見る。
瀬那は未だに私の胸を触っているし、志賀は顔が真っ赤だし。
美羽ちゃんが瀬那にやめなよ、と苦笑しながら言ってやっとやめてくれた。
茶道室は当たり前だが畳の部屋で、独特のいい香りが漂っていた。
それに加え、少し前から空調が入っていたのか、廊下に比べてかなり暖かかった。
「あ、来た来た!佐奈はここに座ってね。」
瀬那は自分の左隣をぽんぽんと叩き、コンビニの袋を漁る。
それを見た瀬那の右隣に座っていた美羽ちゃんがまたコンビニ?と困ったような表情で聞く。
「だってめんどくさいんだもん。」
「もう…。」
座りながらそれを見ていた私は思わず美羽ちゃんお母さんみたい、と思ってしまう。
すると正面に座った志賀が私と同じことを思っていたらしく、相変わらず日向は瀬那の母親みてえだな、と笑った。
私の左に座っていた野村くんも確かに、と笑う。
「大記だって今日もコンビニじゃんよお!」
頬を膨らませた瀬那は志賀を指差して反論する。
しかし美羽ちゃんから出てきた言葉は男の子と女の子は違うでしょ、というもの。
「佐奈あー、美羽がいじめるよおー。」
ぎゅう、と抱き着く瀬那の背中をぽんぽんと軽く叩くと、何故か動きが一瞬止まり私から離れて胸の辺りを見た。
「せ、瀬那…?」
試しに名前を呼んでみると再度私に抱き着き、離れ、今度は私の胸を触ってきた。
「な、なななななに!?」
「佐奈胸でかくない!?」
大声で言う瀬那の言葉に志賀は飲んでいたお茶を吹き出す。
野村くんは何度か瞬きし、美羽ちゃんはため息をついた。
「大記汚い。」
すぐに野村くんは瞬きをやめて志賀の方を見る。
瀬那は未だに私の胸を触っているし、志賀は顔が真っ赤だし。
美羽ちゃんが瀬那にやめなよ、と苦笑しながら言ってやっとやめてくれた。