OTASUKExx恋路線!?

「...桜恋?んなとこで何やってんだ?」

「っ!!?」

自分が涙を流してることなんて
忘れて振り返った。
そしたらそこにはがくとがいた。

「...泣いてんの?」

「ぁ、えっと...」

何か言って誤魔化そうとした時、
うちはがくとに抱きしめられた。

うちが何か言うのを遮るように、
がくとは背も高いし体格もいい、小さいうちの身体がすっぽりおさまる。

「何かあっただろ?話してみろ、とりあえず此処じゃあれだから
オレん家来い。」

そう言ってがくとはうちの頭を撫でてくれた。
声を出したら声が震えると思ったので声は出さずに頷いた。
< 116 / 241 >

この作品をシェア

pagetop