OTASUKExx恋路線!?
さっきより、軽い?
あれ?軽すぎるくらい…
振り返るとそこには見慣れた
男の子が立っていて、
うちの荷物を持っている
「あっくん!?」
「桜恋、重いでしょ?
俺が持つよ」
あっくんは微笑んで他の荷物全部
持ってくれた。
……全部?ちょっ
「あっくん?
少しくらい持てるよ!?」
あっくんはうちの言葉を聞かずに
さっさと行ってしまう
「あっくん、待って」
あっくんは自分の荷物もあるのに
すごいな
うちも空手習ってたけど、
やっぱ体力は男の子の方が
高いんだな…
なんか……すごいな
「桜恋……?」
「あんま見つめられるとドキドキ
しちゃうんだけど?」
えっ?見つめてた?
つか、ドキドキしないでしょうが、
おちゃめさんめっ
「ドキドキするとか、変なこと
言わないのw」
うちがつっこむとあっくんは
何故か嬉しそうに笑った。